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可哀想な女性・・今日の事件簿2 [研修日記]

今日の事件簿、第2弾です。。

第1弾は、ここ「プロローグ」
これの前の日記です。


警察が到着すると、
「まずは、お客様に合わせる前に事務所で打ち合わせしましょう。
事務所に来ていただいて良いですね?」
と副支配人に確認。

「あ・・・ああ・・・」

その言葉を「いいよ」と解釈。
警察をすぐに事務所に誘導。

お忙しいところ、どうもすみません、とσ(o^_^o)が話だし、昨日からのいきさつを全部話した。
その後、通報者の名前、住所、生年月日などいつもどおりに聞いてくる。
そして私服の副支配人を紹介する。
「こちらが副支配人です。今日はお休みでしたが、急遽来てもらいました」

本当は、別件で来ていたんだけど。まあ、そういう方がカッコ付くじゃん。。

一通り説明が終わり、チェックイン時に書いてもらったカードをコピー。
そして別部隊が到着しました。鑑識課も一緒でした。
総勢6名。

おお。。こんなに来るとは。。ちょっとビックリ。


次に女性の事情聴取。。
どう考えても、頭逝っちゃってる女性。。
暴力団から警察まで敵らしい。
そして数々のホテルに泊まり歩き、その上どこも手が廻るので落ち着かないという。

女性は警察をみると大興奮!!
大声が、更に大声に。

私たちは事務所から、その様子をモニターで見てる。
(一応、怖いじゃん。。)



そして部屋を見に行くことに。

部屋の鍵、ここ!!
事務所だから!


慌てて、私が持ってエレベーターまで走った。
エレベーターには、すでに満員の女性と警察官。
締まる寸前に手渡し、私は階段を駆け上りました。

だって、ホテル側が誰か立ち会わないといけないじゃん。
なのに、副支配人も動かないしーーー!!
もうー!

「あの、あんまり介入しないほうが・・」
副支配人、何言ってるの!
「介入しませんよ。でもこのホテルの部屋見るんでしょ!立ち会わないと!」
思わず言ってしまった。。



エレベーターが着いてすぐにσ(o^_^o)も、その階につき、部屋へ案内。
部屋の現状を維持してることは、伝えてあったので、一緒に中に入った。

まあ、私は見てたので部屋の惨状は知っていたけど。

「うわ・・凄いねえ・・大丈夫?」
と心配して私に声かける警察官。
「大丈夫です、ホテルのものは被害がないので。」

「大変だねえ・・。ホテルも。。」
その間中、女性はわめいていた。

そして飛び出すので
「誰か行かなくていいのですか?」
とσ(o^_^o)が言うと、警察官1人が
「じゃあ、私が女性と一緒にいきます」
と走っていった。

UB内は、洗濯したとの事だったので、グチャグチャだけど汚物もないし、まあ、派手にやったな、くらいでした。
部屋は物が散乱して寝巻きもビッショリですが、それも問題ないし。
壊れたものもないのが確認できたので、警察もロビーへ。

それで、ハウスさんに鍵を渡して
「ごめんね、もうお掃除していいから。よろしくお願いしますね」
と言いました。

女性と警察が話していましたが、とうとう
「なんか警察に不信感が強いらしく、自分達がいると興奮するようなので
一旦引き上げますね。
でも近くにいますので、何か困ったら電話してください。」
そういって、出て行こうとする一人を呼びとめ、
「恐れ入ります、名刺があったらいただきたいのですけど・・」
か弱い女性になってるσ(o^_^o)。。演技派女優もの。。

しっかり名刺もゲット♪

副支配人とY子ちゃんには、
「現状の確認と破損状況確認したので、ハウスさんに鍵渡して掃除の指示しましたから」

「さっすがーー!」
Y子ちゃんが言った。


女性は、少し興奮が落ち着くと、乾燥機の荷物を取ってからフロントに来た。
Y子ちゃんを指名するので、

「Y子ちゃ~ん、ご指名よ~」

Y子ちゃんは、常にじーーっと彼女の話をうなづきながら聞いてるので
きっと気に入られたんだろう。

「いろいろ、ありがとうね。」
最後にそういって出て行った。

警察官の名刺は、今度の何かのときに役立てそうです。
だから、フロントのカウンターの下にそっと貼りました。
「今後、何かあったらこの人宛に電話すると、いいよ。」
そう教えて。
「このホテルの担当に任命しちゃうから。」




彼女に一体何があって、違う世界の住人になってしまったのか、わからない。
でもきっと寂しいのだろう。
家族もきっと、いるのだろうけど相手にされていないのだろう。
だから、仕事とはいえ話を聞いてくれたY子ちゃんが気に入ったんだと思う。

「私って変な人から好かれちゃうんだよねえ・・」
というので、そんな話をした。
「なんか可哀想だね。。。」

私は変な客は、近寄ってこないんだけど。
なんか「くるな」オーラが出てるのかしら?

「あのくらいの年になって、あんな風にならないように気をつけようね」
二人でそんな話をしていました。


そうそう、Y子ちゃん。
私を、もう少しオットリした人だと思っていたんだと思う。
「私のスピードについてこれる?」
と数日前に聞いていたから。
でも、今日の私を見て、ビックリしたんだろうな。
目がパチクリしていた。

最後に
「今日、ゆりあさんとシフトで良かったよ。
もし違う人とシフトだったら、笑えなかったよ~。
凄い楽しかった!」
と言われた。

「他の人だと、こんなに守ってくれないもん~」


あ~~守るっていうか、楽しんでる・・という方が正しい・・。

まあ、いいや。なんか気に入られたらしい。
彼女は、ここで一番のお局様だし。
年が若いけど、かなりの貫禄なのだ。

そうそう、副支配人もなんか楽しそうだった。
ずっとニコニコしていた。
そしてイスに座らず、ずっと立っていたっけ。
プププッ (*^m^)o==3


そんなこんなで、なんか慌しくて、あっという間に時間も経ちY子ちゃんも帰る時間。

「あ~~なんか今日は楽しかったー」
そう言って帰りました。

その後、σ(o^_^o)は5時まで仕事。。
気がつくと、4時までお昼ご飯も食べていなかった!


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